避妊・ピル

低用量ピル

低用量ピル

ピルは卵胞ホルモンと黄体ホルモンから作られたお薬で、その中でも卵胞ホルモンの量が少ないもの(1錠に含まれる量が50μg未満)を低用量ピルと言います。

避妊薬として有効なのはよく知られていますが、それ以外にも様々な治療で用いることができます。

低用量ピルが有効なお悩み

    • 避妊
    • 月経前症候群(PMS)
    • 生理痛
    • 子宮内膜症
    • 生理の出血量
    • 生理不順

ピルのメリット
ピルには避妊以外にも、次のようなさまざまなメリットがあります。

月経周期が規則正しくなる
月経痛が軽くなる
月経量が減る
ニキビや多毛の改善
卵巣がん・子宮体がんの予防
良性乳房疾患の予防
骨盤内感染症を減らす
これらの効果を期待して月経痛・月経不順・PMS・子宮内膜症などの治療にピルが活用されています。

ピルのデメリット

吐き気
不正出血
乳房の張り
頭痛
むくみ、など
これらの症状が出るのは初めの1~2ヶ月で、飲み続けているうちに治まってきます。

血栓症
タバコを吸う人や体重が多すぎる人などは注意が必要ですが、リスクのない健康な女性ならピルを飲んでいない人が血栓症になるリスクとほとんど変わりません。

生理の移動

ピルを使用することで、生理日を移動させることができます。
生理は遅くすることも早くすることも可能ですが、どちらのケースも余裕を持ってご相談にいらしてください。

モーニングアフターピル(緊急避妊薬)

モーニングアフターピル(緊急避妊薬)

モーニングアフターピルは、避妊しない性交後や避妊に失敗した後などに、緊急的に妊娠 を防止するために服用する薬です。
ただし、72時間以内に飲む必要があり、効果も100%ではありません。
*費用は11000円になります。

モーニングアフターピル使用の流れ

    • 避妊に失敗した場合は、72時間以内にできるだけ早めに当院へお越しください。
    • モーニングアフターピルを処置室で1錠お飲みいただきます。
    • 服用後は20人に1人くらいの割合で、軽い吐き気や頭痛やめまい、不正出血などの副作用が現れることがありますが、ほとんどの場合は24時間以内に治まり、治療の必要はありません。
    • 避妊ができていれば21日以内に次の生理が来ます。もし生理が来ない場合は、妊娠検査を受けるようにしましょう。

避妊リング

子宮の中に避妊リングを挿入し、受精卵が着床しないようにします。
1回挿入すれば、2年間効果が持続します。出産経験のある方にはお勧めの避妊方法です。

ミレーナについて

ミレーナは「ホルモン付加子宮内システム」のことです。T字型の小さな器具を子宮内に入れて使用します。柄の部分に「黄体ホルモン」が付加されており、子宮内に入れることによってこのホルモンが徐々に溶け出して子宮内膜に作用して薄い状態にしていきます。

どんな時に必要か
月経量が多い、月経痛がひどい方に治療効果があります。

ミレーナは子宮内に小さな器具を挿入するので、薬剤(ホルモン)の全身への影響がありません。

経腟分娩の経験がない方は、子宮の入り口が狭いために入らない場合や、入りにくかったり、入れる時に痛みが伴います。また、子宮筋腫や子宮腺筋症があり、子宮内の形の変形が強い場合は、ミレーナが入らない場合や、入ってもすぐにずれたり、抜けてしまうことがあります。


ミレーナの使用方法、使用期間
通常は月経4~7日目に挿入することが多く、外来で5分程度の処置で入れることが可能です。
1度挿入すれば5年間有効です。トラブルがなければ、5年間は入たままよいということです。
5年たって閉経していれば抜くだけになります。まだ閉経していなければ、5年たった時点で入れ替えます。

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